健康でいることの条件・5

2017.11.28

今日も前回に引き続き、エネルギー通貨と呼ばれるATP(アデノシン三リン酸)につき腸内細菌叢(腸内細菌バランス)の関連性も含め、思っていることを少し書いてみたい。
よく年寄りは気が短いと昔から言われる。誰だって怒る為に生まれきたのではない。できればみんなで仲良く愉快な人生を送りたいのは、万人が認めえるところだ。ATPがエネルギー通貨と呼ばれるのは、いかなる時でもまるで通貨のように、即エネルギーとして使えることからだろう。
怒りは扁桃体と呼ばれる脳が関与し、これを制御し理性を司るのが同じ脳の ”前頭葉” と言われる部位にあると言われている。つまり、怒りを鎮めるには大きなエネルギーが必要で前頭葉の助けを要するが、歳を取るに従ってATP産生量が減少してしまうと、前頭葉の働きが充分でなく色々とネガティブな事が起こる。怒りっぽくなるのもその為だろう。
頭を使うとよく空腹を感じる。脳は非常にエネルギーを消費する部位だからと言われている。前回の繰り返しでこれはあくまで私の持論であるが、ATP産生こそ、その人の人生に直接関連してくる極めて重要な物質と位置づけている。

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